こんにちは😃 昨年冬のコロナ禍にオランダ のVUmc(アムステルダム自由大学病院)にて第二子を出産しました! ので、出産当日の様子を書きたいと思います。
ちなみに第一子は、日本で無痛分娩で出産しており、今回は初めての自然分娩でした。
経産婦なのでお産の進みが早くて無痛分娩をするには間に合わず、自然分娩になった運びです。
出産の兆候がいつ、どんな感じでくるのかも未知で初体験でした。 (前回は緊急入院が決定してからの翌日に出産するという計画出産のため、心の準備ができていたのでした。)
【とはいえ、振り返ると無痛にならなかったのは、妊婦健診時に「無痛分娩希望」が曖昧にしか伝わっていなかったからかもしれません。。いずれにせよ、無痛に間に合わなかった可能性大ですが。無痛希望が曖昧だった理由の続きは文末に書きます。】
前置きが長くなりましたが、 とりあえず出産から退院までをザックリまとめると、、
3:30am陣痛開始→6:30am病院に着いて→2時間後の8:30amに出産
⇒出産3時間半後の12:00過ぎには退院で病院をあとにしました!** スピード出産!スピード退院!!
コロナ禍ですが、幸いにも出産は夫立ち合いのもと出来ました。 【妊婦健診時から、ドクターに誰かの付き添い(立ち合い出産)を強く何度も勧められていました。長女が居るので、当初は私一人で出産に臨むつもりでした。】
では、 ここから 出産の兆候などの状況詳細を書きます。 ——————————————————————-
●3:00am過ぎ ベッドでは眠れずにリビングのソファーでウトウトしていると、下腹部がムズムズするような揺れるような違和感を覚える。 『これはもしかして陣痛の予兆?』
後期ツワリで胃もたれと身体が重くてまだお風呂に入れていなかったので、 急いでシャワーを浴びる。
●3:30am過ぎ 陣痛が始まる(長女出産時に無痛の麻酔が切れた時間があったので、陣痛を短いながらも経験済み。知っておいて良かった!)
痛みがありながらもまだ動いていられるレベル。 寝ている夫を起こして、陣痛が始まったこと、「間隔が4〜5分で1分間以上持続」になったら病院に連絡することを告げる。 病院に行くための最終準備を始める。(貴重品やスマホ、充電器などの持ち物確認)
通常の診療時間外のため、一般受付ではなく、デリバリールーム(分娩室)に電話。
●4:19am 1回目の電話(通話時間7分) 陣痛が 4分間隔で始まったことを告げる。
・『いつ陣痛が始まったか?』聞かれる。
・『痛みレベルはどのくらいか?』聞かれる。 →まだ立っていても座っていても耐えられるレベルであることを告げる。
・『また間隔が狭まったり痛みが増したら連絡して』と言われる。
(経産婦だし、陣痛が始まったらすぐさま病院に来て と言われると思って期待していたのに、まさかの自宅待機で拍子抜け。)
●4:39am 2回目の電話(通話時間5分) 陣痛間隔が3分半くらいに狭まり、痛みが増してきたことを伝える。
・『シャワーを浴びて腰を温めると痛みが和らぐからやってみて。』とのアドバイスを受ける。
・『45分待ってどうなるか様子をみてみましょう。また連絡してちょうだい。』との指示。
洋服を脱いでまた着るという一連の動作が面倒だった+いつ陣痛の痛みが増すかが怖かったため、代わりに湯たんぽとホッカイロで腰とお腹を温める。
効果は大きく、痛みは和らいだ。 (張るホッカイロは数年前に期限切れのものでしたが、ちゃんと使えました◎取っておいて良かった!)
温めることで痛みは和らぐものの、痛み自体が強まってきたので、流石に立っては動けず横たわるレベルに。
●5:43am 3回目の電話(通話時間3分) 陣痛間隔がさらに短く3分になり、痛みが増してきたことを伝える。
・『どうしたいか?』と問われる。 私 『病院に行きたい!』と回答。
心の声『この期に及んで私の意思で判断!?手遅れになるのが怖すぎる!!』
・『どのくらいで病院まで来られる?』と聞かれる。
●5:47am 夫に状況を伝える。 長女はまだ寝ていたので、まずは夫付き添いで駐車場に向かって、私だけ車に乗り込み待機。
待機中にクラッカーを数枚食べて栄養補給。(食べすぎなくてよかった!出産中気持ち悪くなる可能性あり。)
夫が部屋に戻って長女を起こして、トイレに行かせてから外出の準備。
合流して車で病院に向かいました! (普段から寝起きがよく、こんな最中でもご機嫌で、『ママ大丈夫?頑張って』と気遣いもする長女に感激と感謝!!)
●6:30am 病院エントランスで車椅子に乗り、病室(デリバリールーム)へ。 (陣痛室や分娩室という区切りはなく、この一つのお部屋で陣痛から分娩、出産後の退院までの時間を過ごしました。トイレとシャワー付き。)
☆車椅子を借りるのはタダでした。
以下、出産までの時間の詳細は不確かです。↓↓
病室で暫く待機していると、助産師さんが来て、私のお腹に赤ちゃんの心拍をチェックするモニターの管(?)をセットしました。
その後も暫く待機。
ドクターが来て、子宮口の開き具合をチェック。【ここからは、、私が痛みに苦しんでいる姿などは3歳の長女には刺激が強すぎて見せたくなかったので、夫と長女は病室内のカーテン越しで見えないところに移動して待機してもらいました。】
すでに10センチ開いているとのこと。
友人に長女を預かってもらうため病院まで迎えにきてもらう。(長女を預かって頂き、本当に本当に感謝🙏改めてありがとうございました🙏🙏)
陣痛が進むなか、担当ドクターたちは夜間シフトから日中シフトへの切り替えで交代なので、挨拶をされる。
何度か陣痛に耐えた後、 ・ドクター『指で破水させて分娩を楽にさせましょう。』とのことで破水。
ドクターが指で子宮膜(?)を破るとパチンと鳴って(実際鳴ったかは分からないけど感覚としてはパチン)羊水が流れ出る。
痛みはなく、温かいお湯が流れて心地よい感覚。
陣痛がきている最中は、『痛い痛い』とずっと叫んでいました。 ドクターが夫に『奥さんは何と言っているの?』と聞いていました。笑
『痛い痛い』と叫びながら心の中では、 『もう後戻りできない。 早く出てきて。 解放されたい。 みんなこの痛みに何時間も耐えて出産してるの!?!?すごすぎる!』と。
いきみ方『う○ちを出すような感じでふんばって 力を入れて』と、いきむタイミングを指示される。
何度かいきみを繰り返すうち、 会陰がベリベリベリっと裂けて赤ちゃんが出てきているのが分かった。
色んな痛みが一気にきたため、 逆に感覚が麻痺?状態で会陰が裂ける痛みも陣痛も赤ちゃんが出てくるラストスパートの痛みもまるで無感覚なフワフワした不思議な状態。 (いや、確実に痛いんだけども)
●8:30am ふぅーついにやり切った!!!!!!!!!
赤ちゃんが出てきて、夫が臍の緒をハサミでチョキン。(臍の緒はゴムのような感じらしい)
赤ちゃんはすぐに私のお腹に乗せられてカンガルーケア。
赤ちゃんの後は胎盤を排出。←胎盤を出すのに麻酔を打ってくれたような? 裂けた会陰縫合の時のみ麻酔だったのか?はよく覚えていません。
兎にも角にも赤ちゃんが出てくるまでの痛みに比べたら、胎盤排出も麻酔注射の痛みなんて何のその!
胎盤を出すと、ドクターが説明つきで胎盤をよく見せてくれました。(初めて見たよ!) ・ドクター『胎盤をキープしたい?(持っておきたい?)』
私『要らないです。』
・ドクター『labo(研究)に回して良いか?』
私『ok!』 美容や健康のために胎盤(=プラセンタ)を食べることがあるから、キープしたいか?と聞かれたのでしょうか。
カンガルーケアをしている間に、裂けた会陰の縫合。
ホワイトボードに出生時間、父母と赤ちゃんの名前等が書かれる。
赤ちゃんの名前は出産後2営業日以内に届け出なければいけないので、あらかじめ決めていました。(長女の時はなかなか決まらず、出産から5日後?の退院日に決定しました。)
赤ちゃんに初乳をあげる。産まれたばかりなのに、赤ちゃんがゴクゴクとおっぱいを飲むので驚きました。(長女の時とは大違い。)
それからは、 ●10:00am頃 お祝いのパンを含む食事が(夫と私の二人分)運ばれてきました。
ピンクと白のチョコトッピングがオランダ流お祝いパンです♪(外国っぽい味☆私は好きな味でした。疲れた身体に甘いものは嬉しかった💕)
食事が運ばれてからは、夫に赤ちゃんを抱っこしてもらいました。
●10:45am ドクターやナース、助産師さん?が赤ちゃんの状態チェックや体重計測、のビタミンKシロップ の摂取。 (オランダでは出生時の身長を測りません。 脚を伸ばすのはお尻に良くないという研究結果が理由だそう。)
持参した洋服を赤ちゃんに着せて貰う。
【退院の条件は、母が自力でおしっこが出来ること、母子ともに健康に問題がないこと。】(←帝王切開の場合は流石に、当日退院ではない。)
私はトイレでおしっこを試みるもまだ出ず。 シャワーを浴びて帰宅用の洋服に着替える。
尿が出ないことを告げると、『お水を沢山飲むように』とのアドバイス。
お水を飲み、残りの食事を済ませた後、 自力でオシッコが出せたので退院条件をクリア◎
●11:40am クラームゾルフ(産後、自宅で赤ちゃんとママ体調管理+料理や掃除もしてくれる看護資格を持ったお手伝いさん)に電話で出産を終えたことを連絡。『病院を出るときにまた連絡して』とのこと。
★クラームゾルフには自分で連絡が必要。ミッドワイフには病院が直接連絡してくれる。
●12:00pm 出産状況や母子の状態を記した用紙を受け取り、いざ退院。
私は車椅子に乗って、赤ちゃんを抱っこした状態で駐車場に向かい帰宅の徒へ。
車中でクラームゾルフに電話をかけて、病院を出ることを告げる。
【オランダで出産した感想】 ドクター(女医)はこの道36年の大ベテラン。 終始なごやかムードで"You are doing great!" 等と励ましてくれたりして、安心して最後まで頑張れました。
大満足!! とは言え、経産婦だからこう思えるのかな? ・第二子以降なら、クラームゾルフ制度のお陰で出産後すぐに自宅で過ごせるのは安心。
・コロナ禍で実母を呼び寄せることは出来なかったけれど、夫が在宅勤務のお陰でサポートしてもらえたし、貴重な新生児期を家族水入らずで過ごせたことはとても良かったと思う。
——————————————————————— 【無痛分娩をためらっていた理由の続き・・・】 私が側わん症(背骨が曲がっている)で、長女出産時に打った麻酔の効きが悪く(麻酔量を増やして解決!)、背中に打たれる麻酔があまりにも怖かったことがトラウマとなり、異国での麻酔を信用出来ずにためらっていました。
オランダ人は身体大きく、日本人と体格差があるのに、妊娠中一度も体重測定は無くて初めの自己申告のみ。ちなみに私は小柄。体重はしっかりありますが;
始めは「和痛希望」(←オランダは確か足に注射)、最終的に「無痛希望です!」(←背中に注射)と伝えたんですけどねぇ。。
自然分娩を経て、結果的には貴重な経験が出来て良かった!!けど、もう無理です!!スピード出産でも辛すぎた😭😭😭 どんな出産も命懸け!世のお母さま方、本当に尊敬です🥺🥺
今後、オランダでの妊婦健診やクラームゾルフについても書いていきたいと思います♪
長々と最後まで読んでくださりありがとうございます^_^
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