オランダ駐在妻のMaikoです😃海外帯同3カ国目。
実体験をもとに「お役立ち情報」、「ママ友の生の声」をお届けしています🕊
子連れ海外生活で悩むことの一つが学校選びですよね。
学校選びで考慮するポイントには、自宅からの通いやすさ、学費、雰囲気、入学可能時期(ウェイティングリスト)、カリキュラム、使用言語などがあります。
この記事では、娘たちの学校を選んだ理由や友人たちの経験を交えながら、オランダでの学校選びについて紹介します。
学校選びのお助けになれば幸いです^^ご参考ください💡
※この記事は、個々の意見に基づいています。選択に正解はなく、それぞれの家庭の状況やニーズによって最適な選択は異なります。一生懸命に考えて決めた選択はいつでも最善と思っています。誰かの意見や選択を否定するものではありません。
また、この記事の情報が実際とは異なる場合もありますので、最新の情報については各学校にお問い合わせください。
- オランダの学校選び:非英語圏での選択肢
- 我が家の学校選び経験と理由
- 学校選びの基準
- 年齢別の選択肢
- 親の意向で決める
- もともとの日本語力とオランダ滞在時年齢による
- 子供の学校選びに影響する要因例
- 途中で転校するのもあり
- まとめ
オランダの学校選び:非英語圏での選択肢
オランダ人のほぼ98パーセントの人が英語を話せると言われていますが、公用語はオランダ語の非英語圏です。
よって、オランダでの学校選びには、主に3つの選択肢があります。
一般的に、オランダにあるインターナショナルスクール、日本人学校でもオランダ語の授業が取り入れられています。
1)インターナショナルスクール(使用言語は英語)
オランダのインターナショナルスクールには、私立インターナショナルスクールと公立インターナショナルスクールの2種類があります。それぞれ学費や受け入れ開始年齢に大きな差があります。
①私立インターナショナルスクール:
学費は高額ですが、受け入れ開始年齢が2歳や3歳であるスクールがあります。低年齢のうちから英語に触れさせることができます。カリキュラムや教育環境が整っています。
②公立インターナショナルスクール: 比較的学費が安いですが、それでも現地校よりは高いです。例えば人気のAICS(アイシス)の受け入れ開始年齢は4歳です。
政府からの補助金を受け取って運営された学校なので、学費を抑えながらも質の高い教育を提供しています。
AICS(Amsterdam International Community School)のHPを見る
2)現地校(使用言語はオランダ語)
オランダの公立学校であり、現地の言語であるオランダ語で教育が行われます。
メリット: 学費は無料または非常に低額です。
当然使用言語はオランダ語なので、年齢によっては授業についていけずに苦労が大きいかもしれません。
【オランダ語が話せない子供のサポートは?】
オランダ語が話せない子どもには、特別な言語支援プログラムが通常無料で提供されます。
日本で言う小学1 年生以上でオランダ現地校に通っているお子さんたちは、駐在ではなく移住者が多い印象です。
【現地校でも英語力がつくのか?】
ご存知の通り、オランダ人の英語力はピカイチです!✨
オランダでは、一般的に多くの子どもたちが小学3年生(約6~7歳)から英語を学び始めるようです。学校によって開始時期は異なり、早いと5歳や6歳(グループ3またはグループ4)からという場合もあるようです。
肌感ですが、オランダの子供は6〜7歳から英語を話し始めているように思います。
日本も小学生から英語授業が導入されていますが、オランダは移民が多いため日常生活で英語を聞いたり、話したりする機会が圧倒的に多いので英語上達に大きな差が出ています。
3)日本人学校
オランダにある日本人学校です。アムステルダム とロッテルダムに全日制日本人学校があります。
使用言語はもちろん日本語。日本の教育カリキュラムに基づいて教育を行う学校です。
メリット:
- 日本語で、日本の特有な学校ルールで授業・学校生活が行われるため、日本に帰国した際にもスムーズに学校生活に戻ることができます。
- 学費は他のインターナショナルスクールに比べて比較的安いです。駐在で来ている場合の会社からの補助金額の上限が「日本人学校相当分」と設定されていることが多いのではないでしょうか?
我が家の学校選び経験と理由
まず、学校選びの軸は次の2点です。
①通いやすさ: 自宅からの距離や通学手段を考慮
②英語教育の重視: 少なくとも3歳から英語教育を受けさせること
3歳からのインターナショナルスクール選びの理由は通いやすさと英語教育の観点から、結局一択のみでした。
【長女の場合】
選択肢が実質的には一択でした。
航蘭時は長女が2歳。(1歳〜アメリカのプリスクールに通う)
↓
約1年間の自宅保育をベースに、習い事などを通して週数回英語に触れる。
↓
3歳半からインターナショナルスクールに通う
オランダに来た当初はオランダの教育システムを把握しておらず、呑気に構えていたら、ピューター もインターナショナルスクールもウェイティングリスト入り。そんな中コロナ渦に次女を妊娠してバタバタしました。結局インター校に入れたのは3歳半頃。
【次女の場合】
オランダ生まれ。
↓
2歳からオランダの現地ピューター(プリスクール/幼稚園的なところ)に1年間通う
↓
3歳からインターナショナルスクールに通う
コロナ渦もあったので今となっては結果オーライですが、長女のときの呑気さを反省して、早々に次女の学校選びと申し込みを始めました。
また、長女の時は2歳児で短期間しか通わないと分かりながらも「英語使用」のスクールに拘って探していました。
一方、次女のスクール選びでは割り切ってオランダ語使用のスクールに早々登録しましたよ。(二人目の余裕?笑)
学校選びの基準
学校を選ぶ際の基準は、学費予算と将来の生活プランに基づきます。
将来的にどこで生活するか、本帰国後に日本の公立校、私立校、インターナショナルスクールのどれに通わせるかを考慮します。
仮に海外で生活を続ける場合でも、VISAの取得が確実ではないことを念頭に置き、英語と日本語の両方に対応できる教育を選ぶことが安全策でしょうか?
一方、未就学児の場合、どんな学校であれ「経験」や「体験」をさせることに意義があるため、雰囲気や学費以外はそこまで拘らない選択も考えられます。
学校選びは将来を見据えて逆算して考えることが有益です。
年齢別の選択肢
「年齢だけで学校選びの基準を決めるのは難しい!!」のが結論ではありますが、大体の年齢別傾向を紹介します。
未就学児
未就学児の場合、多くの家庭では2歳頃からピューターやデイケア、幼稚園を考え始めます。
2〜3歳児が通える施設の使用言語は①オランダ語のみ ②バイリンガル(蘭英)③ 英語のみ④日本語のみの4つに分かれます。
まずは、使用言語で決めたいところですが、費用に雲泥の差があるのでどこに通わせるかは悩みどころです。
私見では、2〜3歳児の場合、言語に拘る必要はないと思います。理由は次の通りです。
使用言語が何かよりも・・・
- 同年代の子供たちと交流することで社会性を身につけてほしい
- 母である私とずっと一緒にいるよりも、他の子供たちと過ごす方が刺激的で楽しいはず
- 自分時間が欲しい!のでとにかく何処かに通って欲しい🤭が本音
通いやすさや費用、雰囲気を考慮して決めるのが一番です◎
2歳から4歳の誕生日を迎えるまでは、オランダのピューター(幼稚園)に通わせる場合、国から補助金が出るので比較的安価に通わせることができますよ😃◆単一収入(旦那さん/奥さんのみの収入)でも補助金が出るかどうかは各施設で異なります。要確認です。
せっかく海外にいるのだから、オランダ語や文化に触れさせたいという希望もありました。施設の使用言語は、英語に拘らなくてもいいかもしれません。
ただし、このように考えられるのは、駐在期間中に英語教育に切り替えることが可能であることや、子供の生まれ順や兄弟の有無、第何子かによっても影響されるからです。
小学校低学年以上で意思がはっきりしている場合
周りのお子さんたちを見ていると、小学校1年生以上は本人の意思がはっきりとしている印象です。
お子さん本人が『日本語じゃないと嫌だ』と言うこともあります。お子さんの性格上インター校や現地校は厳しいだろうなという考えから日本人学校を選ぶ方も多くいます。
お子さん本人の意思を尊重するのがポイントですね◎
【私の兄の例】
当時6歳だった兄は、オーストラリア駐在時は日本人学校に通いました。短期間通った現地のサマーキャンプは苦痛でたまらなかった様子。日本人学校に通った理由は親の意向と兄本人の強い意思ですね。
一方4歳だった私は現地校に楽しく通っていましたよ。
小学校4年生以降
「小学校3年生までは日本語教育をしっかりしないと新聞が読めなくなる」と言われています。小学校4年生からは抽象的思考が必要となり、他人との比較で劣等感を感じやすくなることも理由の一つです。(なるほどね🤔)
逆に、小学校3年生までに日本語の基礎ができていると言えますね。
小学3年生までをどこの学校で過ごすかが問題ではなく、どんな形であれ日本語のサポートをすれば安心🙆♀️です。
小学校3年生の時点で相応の学力がついていないからと言って悲観するものではなく、挽回はいつからでも可能です。
★小学生以上なら、日本語の基礎力or 該当学年学力習得のタイムリミットは日本への本帰国かなと思ってます★
小学4年生以上のお子さんを持つ友人は「今後日本語で困る心配は全くない」と言っていました🙆♀️
👈この意見はかなり参考になりました✨(中学受験対策は別物なので、あくまで日本語の基礎学力についてです)
日本語学習法については、こちら👇をご参考ください。💡www.nonstress.xyz
高校生(16歳)以上
高校生(16歳)以上となると将来、大学進学先を見据えた学校選びが必要です。
将来海外の大学に進む場合に選ぶ大きなポイントです。
国際的に認められた高校後の学位プログラムには、2種類あります。
①IB(International Baccalaureate)と②Aレベル(Advanced Level)の2種類あります。
- ①IBディプロマプログラム:通称IBアイビー(International Baccalaureate国際バカロレアの一部)|世界中の多くの大学で受け入れられています。【日本では、国際的な視点や多文化理解を持つことを重視する大学や学部ではIBが有利になる傾向があり】
- ②Aレベル(Advanced Level):通称Aレベル エーレベル|主にイギリスと英連邦諸国で使用されており、特にイギリスの大学入学において強力な資格です。【日本では、特定の専門分野において深い知識と専門性を求める大学や学部ではAレベルが有利になる傾向があり】
★具体的な志望校の要件や自分の強みを考慮して、どちらが有利かを判断することが大切です★
親の意向で決める
お子さんの性格や日本での生活経験などが影響するので、全員が上手く行く保証はありませんが、学校選びの選択肢を明かさない方法も一つです。
【例えば】
- 「◯◯の学校に行くもの」と決めること
- インター校に絞って打診する 等
どうしても上手く行かなかったら or ご家族の意向が変わったら 別の学校に転校することも可能ですし、実際に転校するケースもよく聞きます◎
せっかくの海外生活なので外国語のシャワーと文化を浴びて欲しいも良し◎、日本語をしっかり学んでほしい も良し◎だと思います。
もともとの日本語力とオランダ滞在時年齢による
日本語力に不安がある場合でも、子供の年齢によっては日本語のキャッチアップはさほど困難ではありません。
日本への本帰国で公立小学校に戻るならば、目安時期として小学校中学年(3、4年生)までが理想的だとはよく聞きますよね。勉強に加えて日本特有の文化やルールに馴染みやすいかが焦点になります。
子供の適応能力は非常に高いです。
とは言え、実際長女の場合ですが、6歳や7歳からのサポートでもかなり大変です。1歳から英語環境で育ち、日本語がもともとあまり入っていない状況です。
⭐︎二人の娘たちの日本語力についてはまた別途記事にする予定です📝
子供の学校選びに影響する要因例
子供の学校選びに影響する要因例を考えてみました。
- 渡航時、本帰国時の子供の年齢
- もともとどれだけ日本語が話せるか
- 家庭内の言語環境
- 日本での生活経験
- 兄弟姉妹の影響
- 家族のライフスタイルや将来の計画
- 子供の個性や家族のニーズ など
正解はなく、個々の状況によりますね。
途中で転校するのもあり
オランダ滞在中に学校を変える選択肢も十分にあり得ます。
- オランダ現地校やインター校から日本人学校に転入
- 日本人学校からインター校に転入:渡蘭時はインターナショナルスクールが一杯で、ウェイティングリスト入りだったから等
- オランダ現地校からインター校に転入
- インター校から別のインター校に転入 等
まとめ
学校選びのポイントをまとめます。
- オランダの学校の選択肢は3つ:①インターナショナルスクール②現地校③日本人学校
- 学校選びのポイント例:自宅からの通いやすさ、学費、雰囲気、入学可能時期、カリキュラム、使用言語など
- 小学校低学年以上だと、『日本人学校がいい!』等の強い意思を聞くケースは少なくない ⇔ 子供に選択肢を明かさず、親の意向決めるのもあり(!?)
※途中で転校もするのも🙆♀️ - 日本語力のキャッチアップは年齢によっては大変であるが、いつでも可能(受験を考慮すると話は別or程度は変わる)
- 学校選びに影響する要因例:渡航時、本帰国時の子供の年齢、もともとどれだけ日本語が話せるか、家庭内の言語環境、日本での生活経験、兄弟姉妹の影響、家族のライフスタイルや将来の計画、子供の個性や家族のニーズ
個々の意見に基づいて、子供の学校選びの基準や要素を書きました。
選択に正解はなく、それぞれの家庭の状況やニーズによって最適な選択は異なります。
一生懸命に考えて決めた選択はいつでも最善と思っています。誰かの意見や選択を否定するものではありません。
また、この記事の情報が実際とは異なる場合もありますので、最新の情報については各学校にお問い合わせください。
お読みくださりありがとうございます^^ お役に立てたら嬉しいです♪