オランダ在住の子供向け日本語学習法:補習校以外のおすすめ6選

オランダ駐在妻のMaikoです😃海外帯同3カ国目。

実体験からの「お役立ち情報」、「ママ友の生の声」をお届けしています🕊 

 

海外で子育てする際に悩ましいのは、お子さんの日本語教育ではないでしょうか?
一般的に、海外での日本語学習と言って思いつくのは、「日本語補習校」ですね。

 

日本語補習校のメリットと言えば、

日本語学習のみならず、日本の学校•文化を肌で感じて会得できる点なのは言うまでもありません。

 

 

しかし、日本語補習校は毎週土曜日が潰れるため、他の選択肢を模索する方も多いのではないでしょうか?

 

我が家でも最初は「日本語補習校」を真っ先に検討しましたが、最終的には別の選択肢を取りました。

オランダでの日本語補習校以外の選択肢をご紹介しますので、是非参考になさってくださいね!

 


外部教育機関の利用

親だけが子どもの学習を管理するには限界があります。


あくまで私個人の意見ですが、親子の関係では甘えが生じ、親がイライラして厳しくしすぎることもあります。実際、鬼になっているのは私自身なんですけどね。👹😂娘よ、ごめん。

 

だからこそ、塾など外部教育機関の「強制力」が不可欠です。

1.てらこや

オランダ国内に3校ある「てらこや」は日本語の読み書きだけでなく、日本の文化や季節の行事なども学べるお教室です。

 

娘のお友達が何人か通っています。

「てらこや」は、習字や折り紙などの日本文化を体験しながら楽しく日本語を学ぶことができる場所のようです。習字を家庭でやらせるのはハードルが高いので有り難いですよね!

 

特に、初めてひらがなの読み書きを始める子供たちが遊び感覚で楽しく学ぶことができている印象です。

学習プログラムは年齢に合わせて段階的につくられていて、子どもたちが負担を感じずに楽しく続けられるのもポイントですね。

オランダ国内に3校ある「てらこや」

「てらこや」はアムステルダムの他、ライデンとロッテルダムにお教室があります。
各お教室や担当教師によって学習の進め方や取組内容が異なるようです。

2.オンライン補習校コスモスの丘

オンラインで日本語、国語、算数、数学の授業を提供している補習校です。

 

長女はプレ(幼稚園年長)から2年間、週2回のグループレッスンに在籍していました。(現在は事情があって公文に切り替えています)

 

学校と同じで、春休みや夏休み中は基本的に授業はありませんが、プレの夏休み期間中には補習授業として個人レッスンを別途申し込みました。(平仮名覚え強化用)

 

  • 週1回の個人レッスン/週2回のグループレッスンから選択
  • 小学生以上は、日本の教科書を基にした授業が行われます
  • 日本語の読み書きや教科書の使用だけでなく、間違い探しゲームや歌、読み聞かせの本、折り紙、季節行事なども楽しめます
  • 特にグループレッスンがおすすめ:お友達がいるから一緒に頑張れる、週2回の授業で日本語に触れる機会が多いなどのメリットあり

 

当時5歳の子供にオンライン授業が可能かどうか、不安や難しさを感じましたが、慣れてしまえば大丈夫です◎

 

親も近くで作業をしながら授業を見守ることができるので、非常に良い環境でした。授業態度や失敗を恐れる点、他者と比較する点などの改善に大いに役立ちました。

 

本当にやって良かったです!オンライン補習校のおかげで、現在の娘の日本語力や振る舞い方が大きく向上しました。

オンライン授業に慣れたため、本帰国後のオンライン英会話授業にも自信が持てます。

オンラインレッスンのホームページを見る

 

3.公文

言わずと知れた公文KUMONですね。

公文式は、算数・数学、英語、国語、すなわち「読み・書き、計算、英語力」の基礎学力を、自学自習形式で個人別に伸ばしていく学習法です。

公文式について | KUMONについて | 公文教育研究会のKUMONの特長より引用)

  • 場所:【日本人の先生が担当する】オランダのアムステルフェーン(Amstelveen)にあります
  • 遠方で通いにくい場合の対策:
    1)オンラインでの受講  2)お教室への通学頻度を減らす(例:週1回から隔週や月1回に減らし、まとめて教材プリントを受け取る)
  • 月謝:1教科につ€90/月で正直お高いです。◆国語と算数を月毎で交互にやる方もいます

長女は小2の4月から開始。国語と算数の二教科で毎日10枚(裏表印刷あり)をこなすのは、正直めちゃくちゃ大変です!!けど、その分効果を実感しています👍

 

公文のホームページを見る

 

4.蘭塾

蘭塾は、未就学児〜大人まで様々なレベルの日本語コースが提供されています。

受験対策コースもあって個々のニーズに合わせた学習ができます。

  • 校舎はライデンとアムステルフェーンの2校
  • コース内容は様々:音楽にのせて、平仮名カタカナ漢字を楽しく学ぶコースあり

/中〜大学受験対策あり/面接•小論文特訓コースなどもあり、実に多岐に渡っています。

  • 対象年齢:未就学児〜大人まで
  •  生徒が3人以上集まればコース開校制度:HP上にない場合も学びたいことを相談してみましょう!

 

コースの学びだけでなく、『お友達に会うのが楽しみ!』と通われている方の声も多数です🙆‍♀️

大人が思う以上に、子供にとって仲間の存在は大きく、モチベーションにつながるようですね。

欄塾のホームページを見る

 

5.通信教育

通信教育は、場所や時間に縛られず、自分のペースで学習を進められるのが魅力です。

中でも、周囲でよく聞くのは以下の二つです。

 

(1)スマイルゼミ

スマイルゼミ:インターネット接続があれば、どこからでも好きな時間に取り組めるのが魅力な学習ツールです。

また、親が付きっきりにならなくても良いという利点があります。

 

最低週3回はやっているというお子さんがいる一方、途中で挫折して全くやらなくなるお子さんもいます。

こればっかりは向き不向きがありますよね。


タブレット学習のイメージはこちらです👇気になる方は見てみてください。

(2)進研ゼミ

進研ゼミ:言わずもがなな昔からある進研ゼミ。

 学年や学習レベルに合わせた教材の他、学習を楽しむためのゲームやおもちゃが届くのが魅力の一つです。

紙教材だけでなくタブレットを使用したデジタル教材もあります。

 

幼児向けプログラムでは、平仮名をすんなり覚えられたのは「しまじろう」のお陰!との声多数です。

 

進研ゼミをやらせた/やらせなかった兄弟に明らかな差あり。やらせなかった兄に後悔してる ママの声も聞きます。

進研ゼミのホームページを見る

通信教育
  • スマイルゼミなどのタブレット学習は効果がある一方で、向き不向きあり
  • しまじろう効果と人気は絶大。すんなりと平仮名覚えができているよう

自宅学習

外部教育機関(塾や通信教育)に比べて費用を抑えられる自宅学習は、家庭のスケジュールに合わせて柔軟に学習できるというメリットがありますよね。

6.ドリルや問題集

外部の教育機関(塾や通信教育)以外の自宅学習といえば、ドリルや問題集です。

未就学児〜小学校低学年向けの教材は、100円ショップでも気軽に購入できるため、とても便利です。

 

ただし、親だけが子どもの学習を管理するには限界があります。
自宅学習は、上記の外部教育機関(塾や通信教育)にプラスアルファとして大いに役立ちます。

また、自宅学習をより効果的にするためには、家族以外の第三者と学習内容を共有したり、学習の成果を報告する仕組みを作るのも一つの手です。
こうすることで「やらなきゃいけない」状況を作り出し、子どもの学習意欲を高めることができます。

 

  • 我が家では週2回のオンライン補習校に加えて、ドリルや問題集を活用
  • オンライン補習校では主に国語の学習が中心となっていたため、算数の文章題や計算、プログラミングのドリルをやらせていました。
  • 【勉強のタイミング】:基本的には土日や夏休みなどの長期休暇に集中して対応。
    時間に余裕があり、リラックスした気持ちで学習に取り組める期間は親にも子にもお勧めです🙆‍♀️
  • 【強制力を持たせるアイディア】:ドリルや問題集の成果を他人に報告するなど、「やらなきゃいけない」状況を作るのも効果的です。

おすすめのドリルなどはこちらの記事に載せています✍️

www.nonstress.xyz

日本語学習ツールの番外編

何のテキストも使いません。

単純に、「日本語の会話量を増やすこと」が語彙力アップに効果的です。

 

  • 一緒に住む家族以外の人たちとの日本語での会話を通して、語彙力UP⬆️の効果を実感しています。家族間の会話内容にはマンネリや限りがありますからね。
  • 特に子供は、子供同士の会話を通じて成長すると感じています。(言語の種類に関係なし)
  • 少し年上の友達や、同じ年でもおしゃべりな友達、従姉妹からたくさん学んでいます。
  • 毎度の日本への一時帰国のたびに、特に祖父母や親戚との会話を通じて日本語が上達しています。子供が子供同士であれば、さらに成長効果が見られると思います。
  • 日本への一時帰国は、逆留学のような効果があります。

    ※個人の意見です。

 

我が家の日本語学習の選択:長女の経験

  • 1歳: 英語環境で育ち始める。
  • 5歳: 日本語補習校の入学試験に合格するが、辞退する。
  • 5歳〜7歳: オンライン補習校のプレ(幼稚園年長)クラスから小学校1年生まで、週2回のオンライングループレッスンを受講。
  • 現在: 別の事情でオンライン補習校を辞め、公文に切り替える。

 

まとめ

オランダでの日本語学習、補習校以外の選択肢をご紹介しました。

  • てらこや:日本文化を体験しながら楽しく日本語を学べる場
  • オンライン補習校コスモスの丘:小学生以上は日本の教科書を使用、折り紙なども扱う
  • 公文:大変だけど、効果は絶大
  • 蘭塾:コース内容は様々で受験対策もある。生徒が3人以上集まればコース開校制度
  • 通信教育(スマイルゼミや進研ゼミ):向き不向きありだが、しまじろう効果と人気は健在
  • ドリル、問題集:週末や長期休みに集中的に取り組む。「やらなきゃいけない状況」を作ることで、学習の効果を高める
  • 【番外編】日本語の会話量を増やすこと:特に子供同士の会話が効果大

 

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